普天間基地が一望できる嘉数高台公園!展望台リニューアルと激戦の記憶を徹底追跡
展望台から木立の遊歩道を数十メートル下ると、重厚なコンクリートの塊が地表に露出しています。旧日本軍が構築した堅固な防御陣地「トーチカ」です。1945年4月8日から24日にかけて繰り広げられた嘉数の戦いにおいて、首里司令部の北防衛線を担った日本軍独立歩兵第13大隊などは、この丘の地形と強固な陣地網を活かして米軍第96歩兵師団を頑強に阻止しました。
外壁を凝視すると、米軍の猛烈な直射砲撃や小銃弾によってえぐり取られた無数の窪みが確認できます。内部には大人2名ほどが身を潜められる空間があり、壁面の銃眼(射撃用の開口部)は米軍の進撃路を正面から捉えています。圧倒的な物量を誇る米軍の戦車部隊に対し、手榴弾や爆薬を抱えて肉薄攻撃を試みた日本兵が流した血、そして巻き込まれた住民の惨禍が、この小さな構造物に凝縮されています。
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