ホイットニーのオールウェイズラヴユーはカバー?原曲との違いと真相を徹底解剖
ホイットニーによる歴史的カバーの背景には、ドリー・パートンのビジネスパーソンとしての冷徹な判断力がありました。1970年代、キング・オブ・ロックンロールことエルヴィス・プレスリーもこの曲を気に入り、カバー録音を熱望していました。エルヴィスが歌うスタジオに入る直前、彼のマネージャーであったトム・パーカー大佐がドリーに「エルヴィスが歌う曲は出版権(著作権)の50%を譲渡するのが通例だ」と要求してきたのです。
当時のドリーにとって、エルヴィスによるカバーは途方もない名誉であり、断れば大ヒットの機会を失うリスクがありました。しかし彼女は涙ながらに拒絶します。「この曲は私の子どものようなもの。出版権を手放すわけにはいかない」と。
その執念が、18年後に結実しました。ホイットニー版の世界的大ヒットにより、ドリーのもとには数千万ドル規模のロイヤリティが流入。ドリーはインタビューで「ホイットニーが私の曲を歌ってくれたおかげで、私は不動産を買い、何不自由なく暮らせる資金を得た」とユーモアを交えて感謝を語っています。権利を守り抜いたクリエイターと、その曲を世界一の規模へ拡大したパフォーマーの理想的な共存関係がここに成立しました。
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