同人ブームの変遷を辿る!三度の飯より同人誌と呼ばれるまでの歴史的展開
現在、同人誌を巡る環境はかつてないスピードで変貌を遂げている。X(旧Twitter)やpixivをはじめとするソーシャルメディアの普及により、同人サークルは即売会当日を待たずして日常的にフォロワーと繋がり、作品の進捗やサンプルを拡散できるようになった。これに伴い、ファンの側でも単なる「購買」を超えてクリエイターの活動そのものを金銭的・精神的に支える「推し活」の文脈が急速に定着している。
さらに、pixiv FANBOXやCi-enといった月額サブスクリプション型ファンコミュニティ、BOOTHやDLsiteに代表されるデジタル直販ストアの台頭は、同人誌を完全な「個人出版(セルフパブリッシング)」へと昇格させた。もはや印刷代の回収に頭を抱えることなく、世界中の読者へ向けて瞬時にデータを届けることが可能になった。だが奇妙なことに、デジタル完結の選択肢が増加した現在でも、東京ビッグサイトに何十万人もの群衆が足を運び、物理的な本を手渡すコミュニケーションを渇望する現象は衰えていない。
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三 度 の 飯 より 同人 誌