センリツの過去から現在までの歩み|王位継承戦での活躍と元の姿への道
王位継承戦におけるセンリツの立ち回りは、武力行使による制圧が主体の念能力バトルにおいて異彩を放っています。第10王子カチョウの従事者として船に乗り込んだ彼女は、王子の我が儘な振る舞いの裏に隠された「妹フウゲツを守りたい」という悲痛な心音を瞬時に聞き分けました。
船上晩餐会においてセンリツが披露したフルート独奏「野の春」は、彼女の念能力の極致でした。オーラを音に乗せて周囲数百メートルに拡散させる放出系主体の複合能力により、演奏を聴いた軍人、王族、護衛を含むすべての人間を美しい草原の幻影へと誘い、約3分間もの間、完全に行動停止に追い込みました。
この3分間という猶予こそが、カチョウとフウゲツの脱出計画を実行に移すための唯一の勝機でした。結果として脱出は儀式の呪いによって阻まれ、カチョウは命を落として守護霊獣化するという痛烈な結末を迎えましたが、センリツの演奏が船内全土に与えた衝撃は計り知れません。彼女の能力は司法局や上位王子たちからも極めて危険視され、同時に強い関心を持たれることとなったのです。
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センリツ 元 の 姿