美容専門学校の学費と国家試験合格率の闇?失敗しない学校選びを本音検証
学校選びにおいて最強のキラーフレーズとなっているのが「美容師国家試験合格率」です。「全国平均を大きく上回る合格率98.5%!」といった広告は、受験生にとって絶大な安心材料に見えます。しかし、公表データを見る際は「誰が分母なのか」を厳密に読み解く必要があります。
厚生労働省が管轄する美容師国家試験は、実技試験・筆記対策の両方をクリアしなければ資格を取得できません。全国の受験者平均合格率は例年春期で85〜90%前後、秋期で50〜60%台を推移します。これに対し、常に100%近い数値を誇る学校の現場では、試験直前の1〜2カ月前に徹底的なふるい落としが行われている例が散見されます。
卒業認定試験や模擬試験で規定ラインに達しない学生に対し、学校側が「受験の辞退」を強く促したり、国家試験の願書提出前に留年を決定させたりすることで、不合格になりそうな学生を受験者母数から除外します。分母を「入学定員」や「卒業予定者総数」ではなく、「学校長が受験を許可した出願者」に絞り込めば、計算上の合格率は容易に引き上げられます。宣伝文句の「合格率」だけを見るのではなく、「入学者数に対して最終的に何名が資格を取得して卒業できたか」という歩留まり率を検証することが不可欠です。
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