元サザン大森隆志が語る結成秘話とLove Affair誕生の時代背景を徹底解説
サザンオールスターズ前夜、大森隆志の進路は音楽とはまったく別の場所にありました。将来への不安が現実味を帯びるなか、選択肢に浮上していたのが自衛隊への入隊です。しかし、青山学院大学のサークル「BETTER DAYS」で桑田佳祐の破格の才能を目の当たりにしていた大森は、安定した生活を捨ててでも賭けるべき価値をその歌声に見出していました。
大森が取った行動は、周囲の予想を遥かに超えて大胆でした。桑田の実家へ足を運び、父親と直接対峙したのです。「佳祐さんと一緒にプロになりたい」。頭を下げる若きギタリストの熱意に対し、父は反対するどころか、息子の才能を信じて背中を押しました。この一夜の対話がなければ、桑田は茅ヶ崎の一般企業に就職していたかもしれません。偶然が重なり合って必然となった瞬間でした。
大森のギターは、桑田の奔放なソングライティングを強固なバンドサウンドへと定着させる錨の役割を果たしました。ブルースやサザンロックに裏打ちされたドライなカッティングは、桑田のしゃがれたボーカルと抜群の相性を見せ、結成直後からアマチュア離れしたグルーヴを生み出していきました。
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