旧岩崎邸庭園の美しすぎる洋館と秘密!東京建築祭で話題の歴史遺産を徹底解剖
洋館内部へ足を踏み入れた瞬間に目を奪われるのが、天井や壁面を飾る「金唐革紙(きんからかわし)」の荘厳な輝きです。金唐革紙とは、中世ヨーロッパで壁装飾に使われていたギルドレザー(金唐革)を、日本の高度な和紙加工技術で再現した最高級の伝統工芸品です。手彫りの版木ロールを用いて和紙に立体的な凹凸を浮き出させ、銀箔を貼った上から透明なニスや漆を重ねて黄金色に仕上げるその技法は、明治期に海外への輸出品としても絶賛されました。
旧岩崎邸の大客室や書斎に残る金唐革紙は、経年劣化により一時は失われかけたものの、現代の名工たちによる気の遠くなるような復元作業を経て、当時の息をのむような輝きを取り戻しました。暖炉の精緻な彫刻、ミントン社製のタイル、そして寄木細工の床に至るまで、隅々に至るディテールが財閥の圧倒的な財力と審美眼を示しています。
| 建造物・エリア | 建築様式 / 主な特徴 | 特筆すべき見どころ |
|---|---|---|
| 洋館(本館) | 17世紀英国ジャコビアン様式+コロニアル様式ベランダ | 2階客室の金唐革紙、南側列柱ベランダ、大階段の彫刻 |
| 撞球室(ビリヤード室) | スイス山小屋風(スイス・シャレー様式)木造建築 | 洋館と直結する地下通路、丸太組みの外壁装飾 |
| 和館(大広間) | 書院造りを基調とした純和風木造建築(大工棟梁・大河喜十郎) | 橋本雅邦の下絵とされる板絵襖、広大な芝庭への借景 |
| 庭園(芝庭) | 江戸の大名庭園様式と近代西洋風芝庭の融合 | 越後高田藩榊原氏中屋敷時代の遺構(庭石・灯籠) |
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旧 岩崎 邸 庭園