アンノウン・マザーグースの歌詞解釈は本当か?ネット上の諸説と事実を本音検証
タイトルにある「マザーグース」とは、イギリスの伝承童謡を指す言葉です。誰が作ったのかも定かではないまま、人々の口承によって何百年も歌い継がれていく童謡。wowakaはこの言葉を、インターネット上で無数の無名クリエイターたちによって紡がれ、形作られていった初音ミクカルチャーのメタファーとして配置しました。
歌詞中に登場する「ドッペルもどきが 其処らに溢れた」という一節は、彼がシーンを離れる引き金となった、模倣とトレンド追従ばかりのネット音楽界に対するシニカルな観察眼を想起させます。しかし、楽曲は批判では終わりません。「愛を謳って 謳って 雲の上」「誰も知らない物語を」と続くサビでは、濁流のような情報社会のなかで、それでも初音ミクと共に新しい音を生み出し続けるという確固たる覚悟が歌い上げられます。母であり、かつて自分を見捨てたようにも思えた初音ミクへ、大人になった少年が全力で愛を打ち返した瞬間でした。
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